はじめに

こんにちは、株式会社Tsuzucle SPRING開発事業部の栁澤です!

私はECサイトのディレクターとして様々なストアの運営に携わっているのですが、ストアを運営しているとお客様からこのような問い合わせをいただきます。

「新しい商品が販売されたら通知がほしい」

「この商品の再入荷がいつか教えてほしい」

実際にこのようなお問い合わせをいただく事業者様も多いかと思います。

お問い合わせに丁寧に対応したいという気持ちがあっても、一件一件対応するのは大変な労力で、負担に感じることもあるでしょう。

また、在庫補充や新商品の追加に別部署が関わる場合、作業のたびに担当者との連携が必要となり、他部署にも対応コストが発生します。

今回はこのような課題を解決する、無料でShopifyに期間限定で新着・再入荷商品一覧を自動作成&削除する方法についてお伝えしたいと思います。

 

完成イメージ

できること

- 新着(再入荷)商品コレクションの自動生成、更新

- 事前に指定した日数の経過後、コレクションから商品を自動で非表示

 

実装するメリット

- 商品作成、更新後に商品コレクションの作成が不要になる

- 自動でコレクションが作成、更新されるため新着(再入荷)商品の更新漏れを防止できる

- お客様が希望するタイミングで新商品や再入荷情報を確認可能になる

- 在庫補充や新商品の登録が自動化されることで、運営者と他部署との連携が簡素化される

 

実装方法

    ①新着(再入荷)商品コレクションを作成する

    1.Shopify管理画面から、商品管理>コレクション>コレクションを作成するをクリックしてコレクションを作成します。

    2.コレクション編集画面に遷移したら、タイトルを入力します。
    必要な場合は説明や画像を入力してください。

    3.その後画面を下にスクロールして、コレクションの種類の項目にある「自動」をクリックすると「条件」が表示されますので、こちらを全ての条件をクリックして添付の画像と一致するように設定します。

    NEWと入力されている箇所はその他のワードでも問題ありません。

    (例)再入荷商品の場合は「再入荷」と入力

    ※再入荷商品コレクションを作成する場合は、同様の手順で再入荷商品コレクションを作成してください。

     

    ②Shopify Flowの作成

    次にShopify Flowを使用します。
    1.Shopify管理画面から、アプリ>Flowをクリックしてください。

    Flowのアプリが表示されない場合は、以下のリンクからダウンロードしてください。
    https://apps.shopify.com/flow?locale=ja

     

    2.アプリ画面を開いたら、右上のワークフローを作成をクリックして以下の画像のようにFlowを作成してください。

    作成済みのFlowファイルをアプリからインポートすることで1から作成せずに今すぐ利用することができます。

    作成済みFlowファイルのダウンロードはこちら↓

    https://drive.google.com/uc?export=download&id=11N2gZI_k3ERGvDQk1bO6yQhEs4KgYRHW

    Flow詳細

    - トリガー:Product added to store

    - アクション①:Add product tags

      コレクション作成の条件で入力したワードを入力してください。

    - アクション②:Wait

      コレクションにて表示する期間を指定してください。(4weekの場合は4週間表示)

    - アクション③:Remove product tags

      アクション③ではアクション②で入力したワードを入力してください。

     

    以上で準備完了です。

    ※再入荷商品コレクションのFlowを作成する場合はトリガーを「Product variant back in stock」に変更して、アクション①、アクション③もそれぞれコレクションで作成した条件ワードに変更してください。

     

    ③新商品の作成(在庫0の商品に在庫を追加)

    1.Shopify管理画面から商品管理をクリックして新たに商品を作成します。

    新商品が作成されると、商品タグに「NEW(Flowで設定されたワード)」が自動的に付与されていれば設定は完了です。コレクションを確認すると新着商品コレクションが自動で生成されています。

    こちらのコレクションを公開することで、お客様は新商品や再入荷情報をサイト上でいつでも確認できるようになり、運営側の対応コストを大幅に削減することが可能です。

    おわりに

    Shopifyでは今回のようにShopify Flowや商品タグを活用することで様々な業務を効率化・自動化することができます。

    Shopify Flowの活用方法は他にも多数ございますので、「こういったことは可能でしょうか」や「このような機能を実現したい」などのご要望がありましたら、お気軽にご連絡ください。

    株式会社Tsuzucleでは、Shopifyに関する技術サポートを提供しています。ご相談は、下記のリンクよりお気軽にお問い合わせください。

    お問い合わせ:https://tsuzucle.com/pages/contact
    メールアドレス:info@tsuzucle.com
    Xアカウント:https://x.com/tsuzucle